乳がんの手術で気になるのは、やはり乳房がどうなってしまうのか。

女性の大切な乳房にメスを入れるのですから、一番気になるところです。
昔は、乳がんといえば、乳房全体を切除する「乳房切除術」がほとんどでした。
リンパ節に転移が認められなくても、リンパ節までとってしまう時代もあったそうです。
しかし、それでは術後に腕のむくみなどの後遺症を訴える人も増えるし、乳房をなくしたことによる喪失感を味わう人もいたでしょう。
それでは、その後の人生も辛いものとなってしまいます。
現代では、医療の発達により、ガンとその周りの細胞のみを切除して乳房は残す「乳房温存手術」を受ける人が増えてきました。
ガンによっては、残せない場合もありますが、術後に乳房の再建を行い、乳房を残すこともできます。
いまはいろいろな選択肢がありますので、自分の納得のいく治療方法を選びたいですね。
一般的に、しこりが3cm以下の場合、乳房温存手術が受けられます。
でも、大きい場合でも、薬物療法によって小さくなれば可能になるケースもあるとか。
メスを入れる場所も、傷が目立たないよう切開してくれるようになったそうです。
ただ、乳房を残した場合は、残った乳房内に再発するリスクが切除した人より高くなります。
目に見えない、取りきれなかったガンがあるかもしれません。
ですから、温存手術の後には、放射線療法を受けます。
5~6週間通院して放射線を照射します。
それらリスクや手間を考えて切除にする人もいるそうです。
それは、個人の生活スタイルや考え方で。
そして、切除した場合は、再建手術で残す方法を。切除術と同時に行うやり方と、術後期間をあけてやる方法があります。
また、シリコンやどの人工物を入れる方法と、自分の腹部など自家組織を移植する方法があります。
人工物は異物ですから、合併症が起こったり、自家組織では腹部に傷がついたり、とそれぞれに後遺症はあります。
温存手術後には、放射線の副作用で皮膚が固くなり、再建手術を行うのは難しいため、術前にじっくり考えることが大切です。
後悔のない、手術方法を選びたいですから。
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